登米市の平屋|母屋とつながる平屋の離れ、2世帯の暮らし

【住宅補助金を利用した】
新築平屋注文住宅

住まいの情報

床面積64.18㎡(19.41坪)
工法平屋・在来軸組工法
所在地宮城県登米市
竣工年2025年
仕様・性能値等耐震等級3(※1)
UA値:0.W/㎡k(※1)
C値:0.5㎠/㎡
第一種ダクトレス全熱交換換気
取得補助金計20万円
補助金申請事業県産材利用サステナブル住宅普及促進事業補助金

「渡り廊下で母屋とつなぐ二世帯住宅」

登米市にて、古い離れを建替え、渡り廊下で母屋とつなぐ二世帯住宅の施工に携わらせていただきました。

もともと離れは母屋や納屋とともに庭を囲むように配置されており、その空間はお子さんの遊び場やバーベキュー、農作業など、多目的に使われてきました。

今回の建替えでも、その大切な暮らしを守るため、離れの配置は極力変えず、子世帯が快適に暮らせるよう計画しました。

「配置計画と外観」

母屋からの景観に配慮し、敷地の中心を母屋・離れ・納屋で囲むかたちを保ちながらプランを進めました。
外観は母屋との調和を意識して高さや屋根形状を揃えつつ、色合いは子世帯ご夫婦の好みに合わせています。

外壁の一部には地元産の杉材を使用。天然木ならではの豊かな表情を活かしながら、軒をしっかり出して劣化を抑えました。また、将来的に反りや狂いが出ても交換しやすいよう、シンプルな施工方法を工夫しています。

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窯業系サイディングと杉の板張りを組み合わせた外装です。

杉材は、燻煙処理を施した材料に保護塗装(キシラデコール)を行っています。

保護塗料のカラーは玄関ドアになるべくトーンを合わせて、色が多く感じないように心がけています。

玄関前とデッキ部分は軒を深くし、日差しや雨風をある程度防ぎます。

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外壁に設置する照明、換気フード、外部コンセントなどはブラック色に統一しています。

細かい部分かもしれませんが、一つ一つ気を付けることで初めてまとまりが生まれます。

なるべく外壁は自然素材を積極的に採用したいですが、予算やメンテナンスなどを加味してサイディングも活用します。

サイデイングも様々な種類がありますが、なるべく落ち着きのあるデザインを選定するように心がけています。

「リビング」

リビングは壁付けキッチンとし、ひとつながりのワンルーム空間にしました。

家具のレイアウトを柔軟に変えられるため、暮らしの変化やお子さまの成長に合わせやすい造りです。

掃き出し窓から外に出ると、約1.6mの深い軒下空間が広がり、夏は心地よい日陰となります。ここではプール遊びや焼肉など、ご家族だけの時間をゆったり楽しめます。

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「寝室」

寝室はリビングと同じくらいの広さを確保。現在はベッドの隣にご主人のデスクを配置し、将来的には間仕切りを設けてお子さまの部屋として使えるようにしました。

また、寝室の窓には遮光性の高い「ガイドレール付きロールスクリーン」を設置。窓まわりを隙間なく覆えるため、夜勤などで日中に睡眠をとる方にも安心です。

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「部屋同士をつなげた一体的なプラン」

間取りは廊下を極力少なくし、部屋同士をつなげた一体的なプランです。

室内建具はすべて引き戸とし、不要な建具は設けず、開放感のある空間としました。
断熱・気密性能を高めることで、夏の涼しさや冬の暖かさを家全体で共有しやすくなり、建築費や将来的なメンテナンスの負担も軽減できます。

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WICから寝室を望む様子。

赤系と緑系という一見反対色の壁紙を施工していますが、トーンを合わせると意外とまとまります。

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今回の離れには浴室を設けず、母屋の浴室を共用する計画としました。渡り廊下で行き来できるため、程よい距離感を保ちながら親世帯とつながる暮らしが実現しています。

登米市での離れ建替えや二世帯住宅をご検討の方に、参考にしていただければ幸いです。

よくある質問

栗原市や登米市で平屋を建てたいのですが、どのくらいの土地の広さが必要ですか?

栗原市や登米市周辺でゆとりのある平屋を建てるなら、50坪以上の土地をおすすめします。駐車スペース(2〜3台分)やお庭を確保しやすくなるためです。

もちろん、30坪〜40坪の土地でも、間取りの工夫次第で快適な平屋は建築可能です。

土地の形や周辺環境によって最適なプランは異なりますので、地域の特性を理解した上で、最適なご提案をいたします

大崎市や一関市の冬は寒いですが、平屋の寒さ対策は大丈夫でしょうか?

ご安心ください。宮城県北・岩手県南の厳しい冬の寒さや雪を熟知しておりますので、高気密・高断熱の家づくりを標準仕様としています。

壁や窓の断熱性能を最大限に高めることで、家全体の温度差をなくし、冬でも暖房効率の良い快適な室内環境を実現します。

光熱費を抑えながら、一年中快適に過ごせる暖かい平屋をご提案するのが、私たち地元工務店の強みです。

平屋は収納が少ないイメージがあります。収納スペースを確保する工夫はありますか?

平屋は階段下収納がないため、収納不足を心配される方は多いです。しかし、小屋裏(屋根裏)を有効活用したロフト収納や、大容量のファミリークローゼット、壁面を活かした造作棚などを設けることで、二階建て以上に収納が充実した間取りも可能です。

デッドスペースをなくし、生活動線に合わせた収納計画で、栗原・大崎での暮らしをより快適にするご提案をいたします。

子育て世代が暮らしやすい平屋の間取りのポイントを教えてください。

ワンフロアで生活が完結する平屋は、小さなお子様がいるご家庭に最適です。

お子様の様子に目が届きやすいリビング中心の間取りや、キッチンから洗面所、物干しスペースまでが一直線につながる効率的な家事動線をご提案します。

また、庭とリビングをつなぐウッドデッキを設ければ、安全な遊び場としても活用できます。家族のコミュニケーションが自然と生まれる、子育てしやすい住まいづくりをお手伝いします。

将来、栗原市、登米市で夫婦2人でのんびり暮らしたいです。老後も安心して住める平屋の工夫は?

平屋は階段がなく、室内の移動が楽なため、シニア世代の住まいとして非常に優れています。私たちは、将来を見据えて室内の段差をなくすバリアフリー設計や、廊下やトイレに手すりを設置できる下地補強など、ライフスタイルに合わせてご提案しています。

万が一、車椅子が必要になった場合も考慮し、廊下や扉の幅を広く取ることも可能です。栗原の地で、永く安心して暮らせる終の棲家づくりをサポートします。

栗原市や登米市、一関市エリアの地元の工務店に平屋建築を頼むメリットは何ですか?

私たちのような地域に根差した工務店の最大の強みは、この地域の気候風土を深く理解していることです。

夏の暑さ、冬の寒さや雪の量などを考慮した、最適な家づくりができます。また、何か困ったことがあればすぐに駆けつけられるフットワークの軽さも魅力です。

お客様一人ひとりとじっくり向き合い、家族経営ならではの温かみのある対応で、理想の平屋づくりを末永くサポートいたします。

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